尾崎 悦子 展 「縞の黙示録」

尾 崎 悦 子 展「縞の黙示録」

           2020 年 2月20日~3月8日

            休館 月火水曜日 Open12:00-17:00

            入館料 一般500円

 

 

  オープニングパーティー 2月22日 (土)15:00~17:00


     作者コメント


 私は長年、 画面のどこかに縞馬を入れた油彩画を描いてきましたが、 アラン ・ チューリング (英国の数学者) の動物の模様を解く数式に出会い、 縞に焦点を合わせて描くようになりました。
 近年、 数式に基づく表現に少々窮屈さも感じているところに縞馬の肉体は捨てられ、 生のない縞だけ (写真だけですが) をたくさん見て、 衝撃を受け、 同時に墨とリペルという新しい画材にめぐり合い、 今まで感じたことのない不思議な感覚や生と死に対する感情が一気に噴き出し、 夢中で制作しました。
 落ち着いてみると、 まだ数式にも興味は残っていますし、 リペルの自由なマチエルも手放すつもりはないので、 当分「縞」 馬から離れないと思います。

                               尾 崎 悦 子


  

 尾崎さんのテーマは縞であるが、この独特の模様は新たなキュビズム。
 この二つが組み合わさると不思議な景色が生まれる。
 縞馬を題材としながら、生と死をテーマとしていて、作品からは作者の慈愛に満ちた視点がうかがえる。
             宇フォーラム美術館長 平松朝彦