- パノラマで展覧会の様子がご覧になれます
- 会 場 の 様 子
- 二紀和太留「セレナ湾ドックの榛名」 205×162
- 二紀和太留「無題・最晩年」 162×97
- 二紀和太留「榛名粛々」 275×250
- 望月厚介「Like a TV game 」 (シルクスクリーン)72×52
- P・Picasso「ゲルニカ」 )エッチング13×31
- 平松輝子「廃墟・地」 アクリル130×162
- 高田久志「連」 油絵110×162
- 平松輝子「廃墟・天」アクリル130×162
- 伊藤英治「3.11残像」 油絵182×228
- Hiramat「天空」 モーションスライド
- 二紀の一連の作品は太平洋戦争の戦友を悼むための絵。最後には当初の具象性は消え、幾何学の光に昇華される。また坂田一男のいう幾何学、機械の美、さらにレジェのキュビズムなども感じられ、坂田の弟子だったこともわかる。
ゼロはアメリカ人で本名。ニューヨークのソーホーの街角で反戦アートを売っている。アルミ板にシルクスクリーンで描かれたコルトにはアメリカ国旗がプリント。
望月の「ライク ア TVゲーム」は、湾岸戦争においてゲーム感覚で戦争が行われていることにたいする非難。それからの戦争のあり方に警鐘を鳴らした予言的作品でもある。電気掲示板には、憲法9条の文字が流れるように掲示される。
ピカソの「ゲルニカ」はあまりにも有名な作品。エッチングなので小さい。
平松の二枚の作品は2歳9か月で遭遇し父を亡くした関東大震災の絵。黒焦げの大地。炎に包まれる空。
高田は亡くなった当会の会員で中学校の時、美術の先生だった二紀を追って上京し抽象絵画を描いた。病苦と戦った晩年だった。「連」とはそういう意味なのか。
伊藤英治の巨大な作品は5年前の東北の悲劇の作品。大破した車は自然には勝てない現代社会の象徴でもある。
Hiramatの「天空」は朝明けから沈む時までの空撮写真のスライドショーとマイケル・ホッペの音楽とのコラボ。10年前につくった作品である。
「不遇の死を遂げた人々」への鎮魂、鎮魂歌である。
- Zero「コルト」 20×30
- 二紀和太留「黎明」 258×145
- 二紀和太留「アトリエの夜の光」 194×136
- 二紀和太留「聖堂」 194×136
- 二紀和太留「天の光、荘厳」240×390
- 二紀和太留「爆発」 138×138
- 二紀和太留「廃墟」 97×130
- 二紀和太留「復活」69×402
- レ ク イ エ ム 2016