伊藤行子展

  •  私は4年前に起きた東日本大震災と福島の原発の爆発事故をTVで知り大きな衝撃を受けました。震災でたくさんの人が亡くなり、すぐに支援活動を始めましたが、現地で大変な思いをしている人々を思うと絵を描く行為に対 して言い知れぬ無力感に当時は襲われました。
     震災3ヶ月後、祖母の実家である宮城県岩沼市を訪ねましたが、津波に流されたがれきの残骸がまだ残されていて、壊された住宅の補修もままならない状態でした。

     その後、たびたび宮媛県を訪れる事になり、自然の猛威にさらされた海岸線の街跡は想像以上のダメ ジを受 けた風景が広がっていた。 f 自然は命を生み出し、命を奪う・・生成と生滅の流展j の姿を現実 こ知る事とな った。 しかし、海や川や山に、生き残った植物や動物が淡々と生き続けるたくましい存在が、ある事も知る事 ができた。
     私は『いのちJというテ ーマを長年描き続けてきたのですが、この体験は『命』の概念を見つめ直す機会となり ました。 この度は『生と死の循環jを含む、鎮魂の思いを込めた作品を屋示致します。
  • 画 歴
    個 展

    1989年 2013年 11回

    銀座ア ト・ポイントギャラリ /企画 銀座 MARINE GAしLERY/企画 東京海上火災本社 相鉄ギャラリ /企画 神奈川県相模鉄道株式会社 しらのギャラリ 、なびす画廊/銀座
    日仏会館/企画 恵比寿 その他 グループ展
    2002年 安田火災美術財団選掻奨励賞展/東京

    2004年 2012年 「t ・emoin 展」 銀座ギャラリ 風、アート・ギャラリ 、向日葵ギャラリ /東京

    2003年 2013年 「美の棲む処ーi・act展」山路ギャラリ など/東京
    2007 、2013年 「美の棲む処一i・act展」-select in 北海道一帯広神田日勝記念美術館 /企画 帯広

    2006年 毎年 「大田区在住作家美術展」アプリコ/東京 その他多数
    2015年5月4日 27 日 「公募図体ベストコレクシヨン美術 2015」展 東京都美術館/企画 上野 受賞

    1995年 「朱葉展」 文部大臣奨励賞

    2001年 「朱葉展」 安田火災美術財団奨励賞

    「美術文化展」 佳作賞 、努力賞 その他、多数受賞

    現在、美術文化協会運営委員 、日本美術家連盟会員 、全国画塾指導者連盟代表、大田区美術家協会理事




























































  • 伊藤 行子展  - Requiem -