「 祈り」 平松 輝子・二紀 和太留 展

   祈り 平松 輝子・二紀 和太留 展       

 

 



 




















         

             

 

平松 輝子「ギリシャ神殿」

 

会場写真 左、二紀和太留「荘厳 天の光マンダラ」

 

二紀 和太留「荘厳」一部

 

平松 輝子「祈り」

 

会場写真 平松 輝子

 

「 祈り」 平松 輝子・二紀 和太留 展に伴うイベントのお知らせ

 

2022年3月3日(木)~20日(日)
 13:00〜17:00 月火水休館
  ※11日(金)はイベントのため休館
   入場料 500円 会員無料

 

平松輝子は「祈り」の作品について、何の祈りなのかについて聞かれた時「祈りの内容は人それぞれ様々でしょう。これは祈る形を表したものです」と答えた。
3月1日現在、ロシアによるウクライナ軍事侵攻は核兵器を使った第三次世界大戦の可能性もあり余談を許さない。世界はウクライナの平和を祈っている。
一方、3月11日は2011年の東日本大震災が発生した日。残された人々とともに死者の冥福を祈る。
展示作品はまず、一室を満たすギリシャ神殿。高さ3m、幅1.4mの作品が9枚並ぶ。平松はエジプト、ギリシャなど聖地を巡礼した。
さらなる一室は1975年のカイザーウィルヘルム美術館で個展した墨の作品。書のようではあるが薄墨、垂らしこみなどを多様化した絵画である。そこには日本の伝統的な余白、デザイン性、装飾美などがあるだけではなく、禅の精神による無私の偶然性による絵画として注目された。
もう一点は二紀和太留(ふきわたる)の「荘厳、天の光マンダラ」である。死者の霊を弔うために描かれた宗教的作品。今祈るべきことはたくさんある。